東農ひのき製品流通協同組合は、
機械等級区分構造用製材に対応した工場として、
JAS認証を取得しています。
JAS構造材とは
JAS制度とは、農林物資の規格化等に関する法律(JAS法)に基づき、「品質の改善」「生産の合理化」「引取の単純公正化」「使用又は消費の合理化」を図るために作られた制度です。
JAS製品は規格により定められた厳格な審査をクリアしており、品質、性能が保証されています。
JAS構造材を使うメリット
JAS規格は使用する用途に応じて品目を区分しているため、各建築部材に求められる資材の選択を容易にするメリットがあります。
構造計算が可能
ヤング係数による構造計算が可能
樹種 | 等級 | 基準強度(N/㎟) | |||
---|---|---|---|---|---|
Fc(圧縮) | Ft(引張り) | Fb(曲げ) | Fs(せん断) | ||
アカマツ、ベイマツ、ダフリカカラマツ、ベイツガ、エゾマツ、トドマツ | E 50 E 70 E 90 E 110 E 130 E 150 |
- 9.6 16.8 24.6 31.8 39.0 |
- 7.2 12.6 18.6 24.0 29.4 |
- 12.0 21.0 30.6 39.6 48.6 |
目視等級区分構造用製材に対応した基準強度の表に従い、樹種ごとの基準強度の値を適用する。 |
カラマツ、ヒノキ、ヒバ | E 50 E 70 E 90 E 110 E 130 E 150 |
11.4 18.0 24.6 31.2 37.8 44.4 |
8.4 13.2 18.6 23.4 28.2 33.0 |
13.8 22.2 30.6 38.4 46.8 55.2 |
|
スギ | E 50 E 70 E 90 E 110 E 130 E 150 |
19.2 23.4 28.2 32.4 37.2 41.4 |
14.4 17.4 21.0 24.6 27.6 31.2 |
24.0 29.4 34.8 40.8 46.2 51.6 |
正確な含水率コントロール
表示されている含水率以下の品質を保持
品目 | 含水率基準 | 表示記号 | |
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目視等級区分構造用製材 機械等級区分構造用製材 |
仕上げ材 | 15%以下、20%以下 | SD15、SD20 |
未仕上げ材 | 15%以下、20%以下、25%以下 | D15、D20、D25 | |
造作用製材 | 仕上げ材 | 15%以下、18%以下 | SD15、SD18 |
未仕上げ材 | 15%以下、18%以下 | D15、D18 | |
下地用製材 | 仕上げ材 | 15%以下、20%以下 | SD15、SD20 |
未仕上げ材 | 15%以下、20%以下 | D15、D20 | |
広葉樹製材 | 10%以下、13%以下 | D10、D13 |
寸法精度が正確
寸法精度が明確
区分 | 表示された寸法と測定寸法との差(mm) | ||||||
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目視等級区分構造用 機械等級区分構造用 |
造作用及び下地用 | ||||||
針葉樹 | 木口の短辺及び長辺 | 乾燥材 | 仕上げ材(SD) | SD15 | 75mm未満 | +1.0-0.5 | +1.0-0.5 |
75mm以上 | +1.5-0.5 | +1.5-0.5 | |||||
SD18、SD20 | 75mm未満 | +1.0-0 | +1.0-0 | ||||
75mm以上 | +1.5-0 | +1.5-0 | |||||
未仕上げ材 D15、D18、D20、D25 |
75mm未満 | +1.0-0 | +2.0-0 | ||||
75mm以上 | +1.5-0 | +3.0-0 | |||||
未乾燥材 | 75mm未満 | +2.0-0 | +制限なし-0 | ||||
75mm以上 | +3.0-0 | +制限なし-0 | |||||
広葉樹 | +制限なし-0 | ||||||
材長 | +制限なし-0 | +制限なし-0 |
燃え代設計への対応
燃え代設計への対応が可能
高い信頼性
樹種・寸法・製品区分・等級等の仕様を指定することで、品質、規格をそなえた製品の入手が可能
品質の確保
JAS製品の安定した品質は、国の登録認定機関によるJAS認定事業所への監査と、事業所に義務づけられた検査を、定期的に行うことにより確保されています。
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工場内の様子
挽きたての製品を乾燥・検品
グレーディングラインでヤング係数と含水率を計測し、印字