岐阜県は上下に飛騨地方と美濃地方に分かれています。
美濃地方のさらに東側、長野県に隣接する地域を東濃と呼びます。東濃地域の大部分を占める山林では古くは平安時代から林業が行われていたとも言われる、日本有数の木材産地です。
当組合には3部門があります。製品センター部門では高品質の東濃材でつくられる建築用材をはじめとした様々な寸法の製品を扱っており、工務店さまから一般のお客さままで幅広くお買い求めいただけます。
小径木加工部門ではまだ製材品にならない径の小さな丸太を木材市場から直接仕入れ、遊具や木柵、または杭などを製造しています。
バイオマス部門では、山で放棄されるような未利用材や建築廃材などを燃やして蒸気を作り、その熱を利用して発電したり乾燥機を回したりしています。
このように山の恵みである木材を余すところなく利活用していくことこそ、この地域に対する一番の貢献だと思っています。また、この地域で事業を営む林業、製材業、木工業、建築業の皆さんを繋げるための中心的な役割を果たすことも当組合の大きな使命です。
この東濃地域の木材産業の一翼を担う組合としてこれからも頑張っていきますので、どうか末長くお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします。
3つの事業を連携させることで「地球を守るお手伝い」の実現を目指しています。
東濃ひのき製品流通協同組合では、上質な建築資材を配送できる体制を整え、白川町周辺の木材流通の拠点を担っています。 |
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出資金 | 88,700千円 |
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組合員数 | 50事業所 |
職員数 | 23人 |
加圧注入装置2基を設置しており、木材の防腐・防蟻処理を行っています。
森の発電所(森林資源活用センター)は、1企業の主導ではない共同利用による組織として国内で初めて設立された「木質バイオマス」を燃料とした発電所です。
岐阜県白川町を中心とする地域には多数の製材工場や建築業者が存在し、「東濃ひのき」の生産流通拠点を形成しています。これらの工場から発生する、端材・おが粉・樹皮などの一部は有効利用されていますが、残りは廃棄物として処分されていました。
「森の発電所」ではこれらを燃料として利用することで、木材資源を余すところなく100%活用します。
令和4年4月 |