組合概要

理事長ごあいさつ

  理事長

岐阜県は上下に飛騨地方と美濃地方に分かれています。
美濃地方のさらに東側、長野県に隣接する地域を東濃と呼びます。東濃地域の大部分を占める山林では古くは平安時代から林業が行われていたとも言われる、日本有数の木材産地です。

当組合には3部門があります。製品センター部門では高品質の東濃材でつくられる建築用材をはじめとした様々な寸法の製品を扱っており、工務店さまから一般のお客さままで幅広くお買い求めいただけます。

小径木加工部門ではまだ製材品にならない径の小さな丸太を木材市場から直接仕入れ、遊具や木柵、または杭などを製造しています。

バイオマス部門では、山で放棄されるような未利用材や建築廃材などを燃やして蒸気を作り、その熱を利用して発電したり乾燥機を回したりしています。

このように山の恵みである木材を余すところなく利活用していくことこそ、この地域に対する一番の貢献だと思っています。また、この地域で事業を営む林業、製材業、木工業、建築業の皆さんを繋げるための中心的な役割を果たすことも当組合の大きな使命です。

この東濃地域の木材産業の一翼を担う組合としてこれからも頑張っていきますので、どうか末長くお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします。

代表理事田口房国

組合について

3つの事業を連携させることで「地球を守るお手伝い」の実現を目指しています。

東濃ひのき製品流通協同組合では、上質な建築資材を配送できる体制を整え、白川町周辺の木材流通の拠点を担っています。
また、間伐材小径木の加工、木質系廃棄物をエネルギーに変えるバイオマス発電を行い、資源を無駄なく利用することで地球環境への貢献を目指しています。

3つの事業
3つの事業1 3つの事業2 3つの事業3
出資金 88,700千円
組合員数 50事業所
職員数 23人

沿革

昭和63年8月26日(西暦1988年)組合設立総会 理事長 柘植了衛氏就任
9月20日法人登記
平成元年11月木材加圧注入(防腐処理)装置・剥皮装置・杭先加工機導入
平成3年3月製品センター開設・木材乾燥機2室(組合事務所裏)導入
平成5年5月理事長 今井清之氏就任
平成6年12月木材加圧注入装置増設
平成8年4月丸棒加工機(ローリングマシン)稼動
8月プレカット工場稼動
平成10年10月AQ認証取得
平成11年5月理事長 洞ノ口武儀氏就任
平成13年3月丸太中ぐり機(ポーリングマシン)導入
平成15年3月ホイールローダー・油圧ショベル購入
平成16年2月産業廃棄物処分業許可(木くず)
3月バイオマス発電所稼動・乾燥機(3台)稼働
4月一般廃棄物処分業許可(木くず)
5月理事長 杉山計弘氏就任
11月バイオマス利用活用優秀賞(日本有機資源協会)
平成17年3月木材供給システム優良事例コンクール奨励賞(日本木材総合情報センター)
平成19年4月四面モルダー・グレーディングマシン稼動
12月環境大臣賞 受賞(平成19年度地球温暖化防止活動・対策活動実践部門)
平成20年1月木の国・山の国 わく環くコンテスト2007 減らそう『CO₂』最優秀賞(岐阜県地球温暖化防止活動推進センター)
2月ストップ温暖化「一村・一品」大作戦 優秀賞
平成23年3月プレカット工場閉鎖
平成24年4月乾燥機(2台)追加稼動・曲げ試験装置設置
6月JAS認定(製材等タイプA)取得
平成26年2月農水省消費・安全局長賞(第41回JAS製材品普及推進展示会)
平成27年2月林野庁長官賞(第42回JAS製材品普及推進展示会)
5月環境保全功績表彰(岐阜県環境推進協会)
平成28年2月農水省食料産業局長賞(第43回JAS製材品普及推進展示会)
7月愛知県産材認定事業者登録
平成29年2月林野庁長官賞(第44回JAS製材品普及推進展示会)
5月理事長 田口房国氏就任
平成30年2月農林水産大臣賞 受賞(第45回JAS製材品普及推進展示会)
8月FSC®-COC森林認証取得(FSC-C142551)
平成31年1月新はつらつ職場づくり宣言事業場登録
2月農林水産大臣賞 受賞(第46回JAS製材品普及推進展示会)
令和元年7月岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進企業登録
令和2年2月林野庁長官賞(第47回JAS製材品普及推進展示会)
令和3年2月農林水産大臣賞 受賞(第48回JAS製材品普及推進展示会)
11月みらいのたね賞(一社)日本能率協会
令和4年2月林野庁長官賞(第49回JAS製材品普及推進展示会)
令和5年1月FSCーCOC森林認証返上
2月農林水産省大臣官房長賞(第50回JAS製材品普及推進展示会)
バイオマス発電廃止(焼却廃止)

施設案内

工場配置図

製品流通センター

グレーディングマシン加工ライン
打点式グレーディングマシン
およびマイクロ波式水分計
GM-1200
MB-3100
1基
1台
四面鉋盤加工ライン
四面モルダー(四面糸面取り付) KM-445CL 1基
製品センタ2 製品センタ1

小径木加工センター

防腐・防蟻処理施設

加圧注入装置2基を設置しており、木材の防腐・防蟻処理を行っています。

主な用途
  • 公園、公共施設など屋外で使用する木材
  • 木造建築の土台などの防蟻処理
使用薬剤
  • タナリスCY(無機の銅化合物と低毒性のシプロコナゾール)モスグリーンに着色されます。

※有害な重金属を含まないため、焼却しても残留することがありません。また、ほう素を含有していないため排水規制にも影響をうけません。

最大注入材積

1号機 8m3  2号機 6m3

防腐・防蟻処理施設

森の発電所(森林資源活用センター)

森の発電所(森林資源活用センター)は、1企業の主導ではない共同利用による組織として国内で初めて設立された「木質バイオマス」を燃料とした発電所です。

岐阜県白川町を中心とする地域には多数の製材工場や建築業者が存在し、「東濃ひのき」の生産流通拠点を形成しています。これらの工場から発生する、端材・おが粉・樹皮などの一部は有効利用されていますが、残りは廃棄物として処分されていました。
「森の発電所」ではこれらを燃料として利用することで、木材資源を余すところなく100%活用します。

森から作るクリーンエネルギーの利用
  • 森の発電所は、新エネルギー等発電設備認定(RPS認定)を取得しています。
  • 東濃ひのき製品流通協同組合の工場ではこの電力を使用して製品加工等を行い、余剰電力は電力会社へ供給しています。
  • 化石燃料の使用を抑制することとなり、地球温暖化防止にも貢献します。
バイオマスプラント
破砕設備 3t/h
チップサイロ 200m3
ボイラ 燃料 木くず
燃料使用量 2.5t/h
蒸気発生量 7.5t/h
蒸気圧力 1.96MPa
発電機 出力 600kw
回転数 1,800rpm
電圧 6,600v
森の発電所
乾燥施設
  • バイオマス発電施設で発生した蒸気を熱利用するエコな乾燥を実現
  • 自動測定された材温と含水率に基づき材料に無理がかからずスムーズな乾燥
  • 水スプレー方式により調湿・冷却工程が短時間で終了
乾燥設備 5基
機種 ENO EH-100
木材収容量石(1基当り) 29~39m3
最高温度 130°C
用途
  • 針葉樹心持柱材
  • 平角材等
乾燥施設1

許認可について

    令和4年4月
許認可名 許認可官庁・機関 許可・認定番号
再生可能エネルギー発電設備認定 経済産業省 認定番号Q000076D21
産業廃棄物処理施設設置許可 岐阜県 岐阜県指令廃対第52号の2
産業廃棄物処分業許可 岐阜県 第02121109554号
一般廃棄物処分業許可 白川町 白建第133号
木質バイオマス供給事業者認定 岐阜県木材協同組合連合会 認定番号岐阜県木連第04-13号
岐阜証明材推進事業者 岐阜県 登録番号第030027号
JAS認証(製材等タイプA) 一般社団法人全国木材検査・研究協会 認定番号JLIRA-A-071
合法木材等供給事業者認定 岐阜県木材協同組合連合会 認定番号岐阜県木連 合 第83号
木材、製材・建築、木材加工、業者登録 岐阜県木材協同組合連合会 木材08-205 木材加工08-415
ぎふ性能表示材工場認定証 ぎふ性能表示材認証センター 認定番号第001号
ぎふ性能表示材製品認証指定工場認定 ぎふ性能表示材認証センター 認定番号第001号
愛知県産材認定事業者登録 愛知県産材認証機構 認定番号P-228
AQ認証(セフティウッド) 公益財団法人日本住宅・木材技術センター 認証番号AQ-184-B3-1
AQ認証(THS) 公益財団法人日本住宅・木材技術センター 認証番号AQ-184-B3-2
岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進企業登録 岐阜県

登録番号b3167

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