東濃育ちの特徴

地域特性

東濃地方と呼ばれる美濃東部(裏木曽とも呼ばれている)は室町時代からの木材産地であり、特に江戸時代には尾張藩の飛地領として保護されてきた。
特に東濃地域で産出される国産材は、伊勢神宮の式年遷宮で御神木として使用されることから有名です。

東濃の森林

この地域の恵まれた地質とヒノキの生育域の北限に近い気候により、全国屈指のヒノキ生産地となっています。
特長は年輪幅細かく均一で芯が円心近く、材質はピンク色で艶があり、香り高い。木目の美しさ、粘りの良さなど数多くの魅力的な特徴を持ち合わせています。

なお、この地域で産出した桧を平成3年より地域ブランド『東濃ひのき』と言っています。

桧 東濃育ちの桧

最も特徴的なことは、美しい木目はもちろんのこと、粘りが強く加工しやすい東濃杉は、各種建材として使用されます。
赤身の部分は湿気に強く、雨の多い地域の木材としてもおすすめです。

木目を活かし木材がそのまま見える場所でも安心して使用ができます。また、杉の香りにはリラクゼーション効果、抗菌作用が認められ、癒しの効果もある木材です。

なお、岐阜県内で産出した杉を岐阜県ブランド『長良すぎ』と言っています。

杉 東濃育ちの杉
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